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越LCC“ビキニエア”快進撃、次は日本ターゲット 就航記念の機内水着ショーが罰金、話題性で知名度アップ

 ベトナム初の格安航空会社(LCC)ベトジェットエアが快進撃を続けている。機内にビキニ姿の女性を乗せた宣伝で話題を呼び、低価格を武器に急成長。初就航からわずか6年で国内シェア首位に迫る勢いだ。7月には日本航空との提携を発表、日本市場への本格進出を図る。

 2007年設立のベトジェットは、11年にホーチミン-ハノイ線に初就航。国内線をほぼ独占していた国営ベトナム航空の半額以下に抑えた料金などで、空の旅に縁のなかった旅行客を獲得し、初就航から2年で国内シェア2割を達成した。

 12年には新規路線就航記念として、飛行中の機内で水着姿の女性によるショーを開催。当局から罰金支払いを命じられたものの国内外で大きな話題となり、知名度アップに一役買った。

 16年末時点で41機を保有し、国内外の60路線で運航。同年の最終利益は約2兆5000億ドン(約123億円)に上る。地元メディアによると16年の国内線シェアは首位ベトナム航空の42.5%に肉薄する41.5%に達した。

 成長の立役者は、共同創業者のグエン・ティ・フオン・タオ社長兼最高経営責任者(47)。今年、米誌フォーブスの「世界の女性億万長者」リストに入った。共同通信の取材に「ベトナムに発展のチャンスがあることは経済成長や人口から明らかだ」と指摘。「ここ5年のベトナムの航空市場拡大の7割はわれわれの貢献だ」と自負をのぞかせた。

 「国際的なネットワークを持つ多国籍航空会社」(タオ氏)への脱皮を目指すベトジェットのターゲットの一つは、現在定期便がない日本だ。日本はベトナムにとって韓国、タイ、シンガポールに次ぐ4位の市場。日本-ベトナム間の航空便を利用する旅行者は年間160万人を超える。

 同社は近くハノイ-関西間で初の自社定期便を就航させる計画。18年にも日航との共同運航(コードシェア)が始まる。提携発表の席上でタオ氏は「売上高の4割を国際線にしたい。日航は最も重要な提携先の一つだ」と意欲を語った。(ハノイ 共同)

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