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日銀会合「緩和維持」に反対票投じた新任委員“たった1人の反乱” 「黒田バズーカの導火線」と期待の声

 21日に開かれた日銀の金融政策決定会合は、従来の金融緩和策について現状維持が決まったが、大きなサプライズとなったのが、新任の審議委員、片岡剛士氏がただ1人「反対票」を投じたことだった。

 これまでの決定会合で、大規模緩和に“副作用”があるとして反対していた委員が退任、今回から正副総裁を含む9人の委員全員が安倍政権下で選ばれたメンバーとなったことで「無風」となることが予想されていた。

 デビュー早々、1人で反対した片岡氏の主張は、前回まで反対していた委員とは逆で、「効果が不十分だ」と緩和強化の必要性を訴えたものだった。三菱UFJリサーチ&コンサルティングのエコノミスト出身の片岡氏は、金融緩和に積極的な「リフレ派」として知られ、日銀内に入っても自らの主張を貫いた形だ。

 日銀は物価上昇率2%の目標を掲げているが、達成時期の見通しを6回延期した。このところ金融緩和策も現状維持が続いている。

 手詰まり感も広がるなか、片岡氏は今後の会合で、新たな緩和強化策を提案する可能性もあり、「このところ空砲続きの黒田バズーカの導火線となるのでは」と期待する向きもある。

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