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世の中ドリフトブーム? クルマCMにドリフトシーンが多用されるワケ (1/2ページ)

 古くはアメリカの映画やドラマのカーチェイスシーンで、追っ手のパトカーの追跡から、交差点を華麗なドリフト走行で駆け抜けるチョイ悪ヒーローの走りを見て「あー、あんな風にクルマを走らせたらカッコイイな」と思ったかたも多いでしょう。

 しかし、数年前まで、自動車メーカーは「ドリフト走行」に対してネガティブな反応というより絶対禁止でした。特に広告などでは「もってのほか!」の扱いでした。

 某FRのスポーツデートカーの試乗会が筑波サーキットで行われた時、あるジャーナリストがドリフト走行を試していたのを見たエンジニア氏が「ドリフトさせたら遅いのにね」と皮肉っぽくつぶやいていたのを覚えています。その個人のかたではなく、メーカー全体がクルマの楽しみ方の多様性に気付いてなかったのでしょう。

 ところが、AE86を主役に据えたドリフト漫画「頭文字(イニシャル)D」のヒットから、FRスポーツカー「トヨタ86/スバルBRZ」の発売以来でしょう、ドリフトをメーカーが認めるものになってきました。

 余談ですが、先日のトヨタGRの発表会でも、豊田章男社長は華麗なドリフトを見せてくれました。

 激しくクイックな動きではありませんが、スピンしそうになったらそれ以上は無理せず最小のスピンで車両を止める、ドリフトが戻ってしまったらそこでのドリフトは諦めて体制を立て直しすぐに次のドリフトに挑むなど、ぜったいに危険な領域まではやらない、というのが見てわかる超大企業の経営トップらしいドリフトでした。

 そうなってくると日本人の気質でしょうか、急に「ドリフトOK」、「ドリフトかっこいい」な風潮になってきました。

clicccar クリッカー
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