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【定年後 難民にならない生き方】老後資金はいくら必要か 60歳夫婦で2500万円あれば… (2/2ページ)

 「もっとも、今回のシミュレーションは年をとっても元気に暮らしている人の例です。医療費や介護費、子どもや孫への援助、旅行代などを考慮すると、少なくとも2500万円程度は確保したいところです」(横山氏)

 日本経済団体連合会が今年6月に発表した「退職金・年金に関する実態調査結果」によると、定年退職金の相場は大学卒が約2374万円、高校卒が2047万円。この数字を見る限り、貯蓄が多少乏しくても、定年退職金でリカバリーできそうだが…。

 「平成25年就労条件総合調査結果の概況」(厚生労働省)によると、退職給付制度がある企業は75・5%。4社に1社は定年退職金が出ない点に留意したい。また、将来もらえる年金額も、年金制度への加入状況や収入によって異なる。

 まずは退職金と年金の見込額を確認するのが最優先だ。その上で将来不足しそうな金額を見積もり、補填策を練ることが、老後破産回避の最短ルートとなる。

 ■島影真奈美(しまかげ・まなみ) ライター/老年学研究者。1973年宮城県生まれ。シニアカルチャー、ビジネス、マネーなどの分野を中心に取材・執筆を行う傍ら、桜美林大学大学院老年学研究科に在籍。「ホテル業界の高齢者雇用」をテーマに論文執筆を進めている

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