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【住まいの処方銭】人には使いやすい高さで設計された「階段」、イヌには勾配が急で危険なことも

★イヌとの楽しい暮らし(2)

 今は、イヌは室内飼いが多い。群れでの生活を好むだけに、家族と一緒に過ごせてうれしいもの。ただし、愛犬のために室内の危険は取り除いておきたい。

 東京都港区で、ペットに優しい住宅の設計を手がける一級建築士の前田敦さんが指摘する。

 「階段は、人が使いやすい高さで設計されている。だが、イヌにとっては勾配が急で危険なことがある」

 また、ダックスフントなど一部の犬種は、高過ぎる階段を上り下りすることで、背骨に負担がかかる。最悪の場合、椎間板ヘルニアになる可能性も。愛犬が階段を使う様子を見てみよう。大変そうではないか。

 ここで、階段の前に柵を設置して侵入できないようにする方法がある。リフォーム計画があれば、前田さんが提案するように勾配の低い階段に付け替える方法もある。

 「緩やかな階段で、飼い主にとっても上りやすく優しい住まいになる」(前田さん)

 さらに、階段下を愛犬グッズの収納スペースとして、有効活用できるアイデアも紹介している。

 ところで、イヌはストレスがたまると、手が届くものをかじってしまうことがある。コードなどは下手をすると感電のリスクがあるので、ホームセンターなどで販売されているカバーを取り付けよう。前田さんは、家具を床から浮かせて壁に固定するプランを提案する。内部にテレビやオーディオ機器を入れられるので、コードも隠れる。

 床下の掃除が楽になり、飼い主が抱えていたアトピーが楽になるという副次的効果もあった。

 また、愛犬が扉を開けていろいろな場所に行ってしまうので、扉には鍵をつけたい。大切なものはジャンプしても届かない場所へ。クローゼットなどに隠したい。 (不動産・住生活ライター 高田七穂)

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