記事詳細

【定年後 難民にならない生き方】妻の再就職は全力応援を 支出にメリハリ、世帯収入増加なら老後の選択肢も増える (1/2ページ)

 夫の定年をきっかけに、専業主婦だった妻が働きに出るケースは珍しくない。平成29年版高齢社会白書(内閣府)によると、60~64歳女性の約半数、65~69歳女性の約3割が何らかの仕事に就いている。

 ただ、妻の再就職に複雑な気持ちを抱く男性も少なからずいる。高橋さん(58歳・仮名、以下同)も、妻のパート勤めにモヤモヤとした気持ちを抱く一人だ。遠まわしに「働きに出てほしくない」と妻に伝えたが、「まだ住宅ローンも残ってるのよ」と呆れられただけだった。

 伊東さん(64歳)は働き始めた途端、いきいきし始めた妻に不快感を覚えた。現役時代はこまやかに面倒を見てくれていた妻に「これからは自分でやってください」と宣言されたのもショックだった。

 内閣府の世論調査によると「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という家庭観に反対する人が増えている。全世代の男性を通じて、最も「反対」が多かったのは50代男性で55・6%。だが、逆に言えば、少なくとも4割は「夫は外、妻は家庭」と考えているのだ。その場合、妻の再就職は“夫婦不仲”の火種にもなりうるだろう。どう対処すべきか?

 家計再生コンサルタントの横山光昭氏は次のようにアドバイスする。

 「老後の家計管理という観点から言えば、妻に働く意思があるのは歓迎すべきこと。定年後も夫が現役並みの給与額を維持するのはもちろん、数万円上積みすることもそうそうできないでしょう。その点、妻がパート勤めをすれば、世帯収入を増やすのも簡単。月数万円の収入でも、あるのとないのでは大違いです」

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう