記事詳細

【新・兜町INSIDE】来春までに100株化変更、個人取引の銘柄増える可能性も

 9月中間決算とともに、株式の売買単位を100株に変更する方針を発表する企業が相次ぎそうだ。投資に必要な金額も低下し、個人投資家が取引しやすくなる銘柄が増える見通しだ。

 今から10年前、株式の売買単位は1株や10株、50株、1000株などが混在して合計8種類もあった。証券会社の営業現場では、1株ほしいはずが1000株の買い注文を端末に入力するなどの誤発注が日常的にあった。

 このため、東証は上場企業に100株単位への変更を呼び掛け、現在では全上場企業3541社の94%が100株単位を採用している。

 残り6%の219社は1000株単位での取引。住友不動産や日本ハム、高島屋など有名企業も多く、これらの銘柄には100万円超の資金が必要になる。建築塗料メーカーのエスケー化研は最低投資金額が約900万円と、今のままでは個人が手を出しにくい。

 東証が定めた100株化の期限は2018年10月。遅くとも来春までに100株化の方針が出そろう見込みで、個人マネーの流入が期待される。

 【2017年10月16日発行紙面から】

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう