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【新・兜町INSIDE】株高原因3つの説とは? 96年以来の高水準で市場関係者が指摘

 日経平均株価が1996年以来の高水準に上昇。市場関係者の間では、株高の原因として3つの説が指摘される。

 1つは業績好調の織り込み。今月下旬から続々判明する9月中間決算が、年度当初計画を上回る好業績になるとの筋書きだ。この説が正しければ、「予想で買って、発表で売る」の相場格言があるように、決算発表後は下げ相場に転じる。某銀行系証券がリポートで、日経平均が11月以降に1万8000~1万9000円へ下落するシナリオを披露している。

 もう1つは年金買い。総選挙を前に、年金マネーが安倍晋三政権の援護射撃中というものだ。ただ、年金マネーが運用成績を犠牲にしてまで余計なリスクを取ることはなく、「陰謀論」の類だろう。

 有力なのは史上最高値圏にある米国株への「ツレ高」説。欧米の機関投資家や政府系ファンドが保有資産の中の日本株比率が下がり過ぎないよう、日本株を買い足しているというものだ。この見方の通りなら、米国株が最高値更新を続ける限り、日経平均も上値を試す流れが続きそうだ。

 【2017年10月18日発行紙面から】

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