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【新・兜町INSIDE】ETF年末に駆け込み買いか 残る購入枠1兆5000億円

 日銀は10月、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)に連動する上場投資信託(ETF)を購入していない(18日現在)。資金はたっぷり余っており、北朝鮮有事などマイナス材料が降ってきても、巨額の日銀マネーが相場下落の強力な歯止めとなりそうだ。

 日銀は昨年7月、ETF購入枠を年3・3兆円から6兆円に増額。その後はほぼ月5000億円ペースで淡々と買い続けている。

 買い注文を入れるタイミングなど詳細は非公表だが、TOPIXの午前の終値がマイナスになると、午後1時から2時半ごろに買いを入れてきたようだ。ただ、10月は日経平均が休みなく上げており、「前場に下がったら後場に買う」とのルールが適用できずに半月以上が過ぎてしまった。

 ETF購入は金融政策決定会合で議決した脱デフレに向けた金融緩和策の一環。年6兆円に設定した投入額を勝手に変更するわけにはいかない。

 年内は残り50営業日あまり。一方、購入枠は1兆5000億円も残っている。12月には購入枠消化のため駆け込み買いも?

 【2017年10月20日発行紙面から】

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