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【住まいの処方銭】地震被災時の在宅避難、10日分の「主食」確保を 日常に近い食事で普段の生活に戻ることを意識 (1/2ページ)

★在宅避難のポイント(1)

 大地震はいつ起こってもおかしくない。大きな揺れに襲われればマンションの倒壊こそ免れても、電気や水、ガスといったライフラインが止まる可能性は少なくない。災害対策研究会(東京都大田区)の釜石徹さんは「首都直下地震が起きた場合、1週間たっても1都3県の約5割で停電が続く、といわれている」と話す。

 釜石さんは、マンション防災士として、自治体などで防災セミナーの講師を務め、実践的なノウハウを伝授している。

 地震被災時、電気が使えないからといってマンション住民が避難所へ行くことは避けたい。避難所は自宅を失った人が優先。そもそも定員がある。入れたとしても、大混雑で、1人当たりのスペースは1平方メートル程度。仮に体育館が600平方メートルとすれば、そこに600人が集うのだ。プライバシーはなく、一晩中、音が聞こえてくる。トイレは75人に1つ。食料や水は1日分しか準備されていない。

 電気は、大地震から1カ月後には約9割まで回復する見込み。

 「阪神淡路大震災では、マンション上層階の負傷率は25%だったが重傷者率は4%、下層階は0%。1週間以上の停電を覚悟して10日間の『在宅避難』準備をしておきたい」(釜石さん)。

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