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【新・兜町INSIDE】いまが好機? 日銀、ETF購入ルール「毎日均等買い」に変更か

 日銀が上場投資信託(ETF)購入ルールを変更するとの観測が浮上している。株価の下げた日に限って買う現行方式を、相場の上下によらず毎日均等に買うよう改める可能性がある。

 日銀は9月29日の739億円を最後に、日経平均連動型など通常のETF購入を27日まで見送ってきた。相場がほぼ一本調子で上昇してきたため、「午前の東証株価指数(TOPIX)が値下がり」との条件では、買い出動できなかった。このままでは、年6兆円の購入枠消化に支障が出かねない。

 足元は史上最長の16連騰記録を出すなど上昇相場だが、連続安の局面でも日銀のETF買いに「不都合」が生じる。これまで日経平均が10日以上連続で下落したのは6回あり、最長は1954年に記録した15営業日連続安。

 この局面で「午前の株安時は午後に買い」を繰り返せば、すぐに「弾切れ」になるのは明白だ。日銀が買えないと知られれば、投機筋の売り崩しにも拍車がかかる。

 日銀がETF購入を決めたのが2010年11月。株価が上がった今が戦線縮小の好機か。

 【2017年10月30日発行紙面から】

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