記事詳細

【「01」発想講座】2018年主流は「電気自動車」 鍵握るAI、業界再編の動き加速 (2/3ページ)

 電動バイクも、実際にまたがってみるとメチャクチャかっこいい未来を感じる。「これ欲しい」感が湧き出てくる。東京モーターショーの会場を出るころには、「もうガソリン車は買わない。来年まで待って、電気自動車と電動バイクを買いそろえるぞ」と電気運転の虜になっていたほどだ。

 いまや人は、役に立つからモノを買うのではない。モノに夢を感じるから買うのだ。日本ではすでに自動車は一般に行き渡っている。にもかかわらず、今年の会場は大入り満員で活気があった。来年は間違いなく大規模なクルマの買い替え旋風が起きる予感がする。

 各自動車メーカーもバイクメーカーも“電気市場”での生き残りに舵を切っている。ガソリン車に従事していた精鋭社員を電気自動車開発に集結させ、猛烈な開発競争をスタートしている。そのなかで注目は、ITの専門能力を持つ人材を国内外からどんどん雇用し、情報電子系の技術力を高めようとしていることだ。

 一方で、IT系企業による電気自動車の開発・販売も始まり、業界再編の動きも急になっている。GPSによるカーナビなどのネットワーク技術、電気駆動のエレクトロニクス制御技術、自動運転コントロールのためのAI設備、スマートフォンをはじめとする端末機器の管理など、電気自動車の主要技術はIT関連企業に一日の長があるからだ。

 例えば、現在のカーナビの“基盤”になっているのはGoogleマップであり、クルマの位置情報もGoogleのサーバーに蓄積されている。データを発信する機器を車載してネットワークにつなげば、走行速度やバッテリー量などのクルマの中の情報だけでなく、車載カメラやタイヤを通して得たクルマの外の情報もリアルタイムで分析できる。世界最先端のGoogleのAIを使えば、走行の自動最適化とクルマのメンテナンスも可能だ。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう