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【売れないモノを売る極意】「源氏物語」で就活した紫式部 人の弱み突くのはご法度も…さじ加減が極意 (1/2ページ)

 今は口が裂けても言えませんが、かつて「売れないモノ」といえば婚期を逃した女性を指す時代がありました。昭和中期には「オールドミス」という失礼な言葉が堂々と使われていたのです。

 そんな時代だったからこそ「オールドミス」は、女一人で生き抜く努力を惜しみませんでした。そのノウハウには“売る極意”が詰まっています。そこで今回は、平安時代に婚期を逃した紫式部の秘話をご紹介しましょう。

 紫式部は名作「源氏物語」を書いた日本を代表する女流作家。しかし女性としては可哀想な生涯だったようです。きっかけは朝廷に勤めていた父が10年間も失業状態に陥ったため、婚期を逃してしまったこと。その後、父が越前守に任ぜられて、紫式部は20代後半にようやく親子ほど年の離れた山城守・藤原宣孝と結婚し、一女に恵まれました。しかしその直後、夫とたった3年で死別し、シングルマザーになってしまったのです。

 平安時代は今では想像できないほどの男尊女卑で、厳しい時代。しかも紫式部は、すでに再婚を望める年ではなく、父もなぜか出家してしまって、乳飲み子を抱えながら女一人で生きていかねばならなくなりました。貴族として生きてきただけに、心労は大変だったことでしょう。

 しかし彼女は挫(くじ)けませんでした。朝廷に良い条件で就職するために、とっておきの大作戦を実行しました。それがあの「源氏物語」だったのです。

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