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【経済快説】日経平均3万円達成の実現性 問題は「いつ」だが… (1/2ページ)

 「日経平均株価3万円!」という声が証券業界から、複数聞こえてくるようになった。現在2万2000円台の日経平均が3万円になるという話なのだが、その実現性を考えよう。

 まず、「日経平均は3万円になると思いますか?」と問われたとするなら、間髪入れずに「はい!」と答えて、恐らく正解だ。「いつかは3万円になる」という話なら、おそらく間違いはない。問題は、「いつ」3万円になるのかだ。

 年金基金などの機関投資家が使っている国内株式に対する期待収益率はおおむね年率5%くらいだ。株式の収益の中には配当が含まれていて、これが大まかには年率1・5%くらいだから、値上がり分は大まかにいって年間3・5%くらいということになる。

 スタートを2万2500円とすると、3万円までには33・33%の値上がりが必要だが、8年と少々掛かる計算になる。「そのうち3万円になるでしょう」という場合、8年後くらいを想定しているなら普通だ。長期的な資産形成をしている投資家の場合、この程度の状況を想定していると考えていいということだ。

 機関投資家が想定する「リスク」が上振れする方向にあらわれた場合、4割くらい株価が上がる計算になるから(注:2%強くらいの実現確率の計算だ)、1年後に3万円が達成されていてもおかしくないということではある。もっとも、これは、同じくらいの確率で株価が35%以上下がってもおかしくないという想定でもある。

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