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【介護離職に備えよ】「入りやすく出やすい」サ高住、なじめなければ別施設や自宅に戻る検討もしやすい (1/2ページ)

 先日、東京都内に居住する相談者から、80代の父親の今後の暮らし方についてアドバイスを求める相談があった。相談者の父親は、関西で1人で暮らしているとのことだが、最近になって体力の低下を感じるようになり、このまま1人暮らしを続けさせることに不安を感じたという。

 とくに相談者が迷っていたのは、施設などへの入居を考えた場合、父親の暮らす地元で探すべきなのか、それとも東京に呼び寄せるべきなのかということだ。

 都内周辺の施設などに入居した場合、地方から転居してきた父親が新たな環境になじめるのか? しかも、父親の理解を得るためには有料老人ホームにいきなり入居させることは避けたいという。

 そこで、当社のアドバイザーは、「今後、加齢とともに健康状態は変わり、施設などに入居してからも家族に立ち合いや付き添いを求める場面が増える。駆けつけなければならない状況が起きることを想定すると、やはり都内周辺の施設、特に“自立者向け”のサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の利用が望ましいのではないか」とアドバイスした。

 今回、サ高住を推した理由のひとつは、基本的に賃貸住宅であることから一般的には(敷金は必要だが)毎月の家賃とサービス利用料金を支払うだけで利用できるためだ。つまり、“入りやすく出やすい”のだ。

 特に“出やすい”ことは重要で、もしも父親がどうしても東京になじめないなら、その時は別のサ高住に移るか、関西の自宅に戻ることができる。自宅に戻れる可能性があり、「片道切符」ではないことが、父親の理解を得られやすいのではないかと考えたのだ。

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