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【トップ直撃】高速バスは「動くビジネスホテル」 平成エンタープライズ・田倉社長、目指すは「平成の三河屋さん」 (1/4ページ)

★平成エンタープライズ・田倉貴弥社長(52)

 1台のバスで会社を始めてから25年。高速バス事業で快適な利用を追求するのはもちろん、バスに「乗る前」や「乗った後」の新たなニーズも掘り起こし、幅広く事業展開している。「バス会社」の枠を超えて成長を続ける秘密を聞いた。(中田達也)

 --「平成の三河屋さん」を目指すそうですね

 「サザエさんの家が、御用聞きにくる“三河屋さん”からきまって物を買うように、高速バスといえば平成エンタープライズという存在になりたいという思いです」

 --どんな特色がありますか

 「うちのコンセプトは、ただ高速バスに乗るのではなく“動くビジネスホテル”というイメージです。バスはベッド代わりで、出発前や到着後はラウンジで顔を洗ったり食事したり着替えたりしていただく。乗車前と乗車後のサービスがバスの乗車券に含まれたパッケージ商品なので、お得です。高速バスというと『暗い』『さみしい』『怖い』などネガティブキーワードが多かったのですが、それをポジティブなものに変えたいという思いがありました」

 --具体的な使われ方は

 「就職活動で上京して不安な学生さんに、ラウンジに荷物を預けたり、着替えたりという拠点として使っていただいています。ラウンジにはネクタイや靴も用意していますし、フィッティングルーム(着替えスペース)や、女性用のパウダールーム(化粧スペース)もあります。競合する高速バス会社は多いですが、このようなラウンジを用意しているところはないと思います」

 --採算は取れるのですか

 「高速バスで勝負しているように見えますが、実はいろんなサービスの複合で勝負しているんです。シャワールームやパウダールーム、宿泊施設など横にサービスを増やしていき、それぞれが売り上げを伸ばしていけるようにしています。競合会社がわれわれのビジネスについて算定しても赤字になると思います」

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