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【最強!!バフェット流投資術】レンタルグリーン業界唯一の上場 費用少なく高収益の「ユニバーサル園芸社」、経理公開で社員もやる気に

 ユニバーサル園芸社(6061)は自社のウェブサイトで「レンタルグリーンの業界では唯一の上場企業」とうたっている。オフィスなどへの観葉植物のレンタルを主たる事業とする。

 青山フラワーマーケットに代表されるようなフラワーショップや、園芸店は数多くある。しかし、この分野の競合は激しく、例えば生花のような商品は単価が高くても商品管理が難しく、思うほど儲からないのが実情だ。

 それに対して、1968年創業(前身のユニバース園芸)以来、レンタルグリーンに注力してきた当社の経営方針は賢明だ。

 なぜレンタルグリーンのビジネスは高収益なのか。まず、取引相手のほとんどが個人ではなく企業であるから、支出の単位が大きい。また、価格の安さよりも企業のオフィス環境を整え、業務効率を改善したり、訪問客に好印象を与えて営業(商業施設なら来店客増)につなげることを重視するため単純な価格競争に巻き込まれることがあまりない。

 しかも、一度グリーンを設置してしまえば、次の訪問まで何もしなくてもレンタル料が転がり込んでくる。もちろん、不況の時に経費削減の対象になりやすいのは事実だが、不況の時に売りにくいのは個人向けでもそれほど変わらない。

 ただ、気になるのは店舗販売(小売り)分野への進出。せっかく高収益ビジネスに特化してきたのだから、儲からない店舗販売分野(小売り)への進出は「賢明ではない」行動である。レンタルグリーン事業と小売り事業は、同じように見えてビジネスモデルが全く違うのだ。もし将来的に成功するにしても、それまでにかなりの費用と労力を費やさなければならない…。

 なお、同社は約30の部門に分かれて運営されているが、全ての部門別に経理が公開され、働く人間は、自分たちの仕事の結果を見ることができる。最高のマネジメントといえる。=敬称略(国際投資アナリスト・大原浩)

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