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【人生二毛作】ものまね芸人がプロデューサーに 地域社会に娯楽提供、仕事の注文途切れず (1/2ページ)

 表舞台で活躍していた芸人が、裏方へ回る。タレントが制作スタッフに転身するようなもので、それも立派な「二毛作」。「ファンキークルー」代表の荒井かおりさん(53)は、10代の頃からものまねタレントとして関西や東京で活躍してきた。いまは地域社会でショービジネスを展開するイベント・プロデューサーだ。

 大阪市で生まれ育った。父が読売テレビのアナウンサー、母はバスガイドという「しゃべり」を生業とする家庭。人の観察力にすぐれ、ものまねが得意な子供だった。母親が経営していたスナックでピンク・レディーや桑田佳祐のものまねを披露して客を喜ばせていた。父親が勤めるテレビ局主催の「パクパクコンテスト」に出場し、ピンク・レディーの曲を歌った。「それがすごく受けて、人見知りが激しくて赤面症だったのですが、治っちゃった」

 高校卒業後、テレビやラジオに出演するなどの活動を開始。その後、料理人と結婚し、一家で福岡県宗像市に移住。しばらく平穏な生活が続いたが、30代前半でバツイチに。2人の子供を抱え、FMラジオのアナウンサーの職に就いた。

 ラジオの仕事だけでは食べていけず、ホテルの従業員食堂や友人のスナックで働くなどの苦労を重ね、1997年に「ファンキークルー」を立ち上げた。自分がタレントとして出演するのではなく、ステージを支える側、イベントを企画する側に回ろうと考えたのだ。

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