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【男のみ・だ・し・な・み】週末の街歩きに帽子はいかが? 被り慣れてなきゃベースボールキャップを (1/2ページ)

 カジュアルスタイルの時に帽子を被っているだろうか。寒い季節は帽子を被っていると暖かいし、上からものが落ちてきたときなどの保護にもなる。頭の保護に帽子が大きな役割をしているのは、野球選手やアメリカンフットボールのヘルメットを見ればわかるだろう。薄毛やハゲ、白髪なども隠してくれると良いことずくめなのに、被っている人が少ないのは残念。

 江戸時代には、当時の帽子といえる“吉原被り”が粋だともてはやされた。手ぬぐいを二つに畳んで頭にのせ、手ぬぐいの両端を髷(まげ)のうしろで結んだ被りかたで、時代劇で見ることが多い遊里の芸人や新内流し、瓦版売りなど物売りがしているのが“吉原被り”だ。

 平野雅章さんは『江戸・食の履歴書』という本に「江戸の物売りは粋だった。わけてもコハダの鮨売りは風体からして粋で、手拭いを吉原被りにして…町々の若い娘さんたちの人気の的だった」と書いている。帽子を被ることはおしゃれだと昔から認知されていたのであるから、被らない手はない。

 昔はオレンジ世代の冬の帽子といえば、頭のてっぺんに毛糸の玉が付いた正ちゃん帽だったが、今はワッチキャップという折り返し部分がダブルになっているニット帽に代わっている。寒くて風があるときに折り返しをおろして耳を隠せるという実用面もあるものだ。私の仕事の先輩にマリン帽をいくつも持っていて、一年中被っている人がいる。なぜマリン帽なのか聞いたら、なじんだ学生帽と似た形であるというのが帽子を被り始めた動機だそう。

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