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【経済快説】羽生棋聖、井山七冠の国民栄誉賞に学ぶ才能の活かし方 10代の天才をビジネス最前線に (1/2ページ)

 わが国のプロの将棋と囲碁には、共に大きなタイトルが7つある。タイトルを1つでも取ることができる棋士は全体の1割もいないし、全てのタイトルを保有することは大変困難だ。

 今回、政府が国民栄誉賞の検討に入った将棋の羽生善治棋聖(47)、囲碁の井山裕太七冠(28)の2人は、いずれも同時に7つのタイトルを保有したことがある。加えて、羽生氏はそれぞれのタイトルにある永世タイトル保持者を名乗ることができる条件(通算5期以上のタイトル保有など)を全てクリアして7タイトル全ての永世資格を獲得した。

 一方、井山氏はただでさえ難しい全冠同時保有を2度にわたって達成して現在も継続中だ。いずれも「絶後」は保証できないとしても、「空前」の快挙だ。何十年に一人クラスの逸材にしかなし得まい。

 さて、羽生氏も井山氏も頭脳競技の天才だ。将棋や囲碁の世界をビジネスの世界に直接たとえることはできまい。しかし、今日のビジネスにあって、「極端に優秀な頭脳」はますます価値の高い資源であり、可能ならばその養成の仕方、少なくともそうした才能の活かし方を考える上でのヒントが将棋・囲碁の世界にあるのではないだろうか。

 端的に言って、10代の天才を存分に活躍させないことは社会の損失だ。

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