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【トップ直撃】多様化するワイン市場 業界トップのメルシャン・代野社長「全部やるのが間違いない戦略」 (1/4ページ)

★メルシャン・代野照幸社長(57)

 国内ワイン市場がここ数年活況を呈している。9年前の2008年に比して、市場規模は1・5倍を超える。牽引しているのはキリン傘下で、業界トップのメルシャン。今年3月社長に就任した代野照幸氏は、ボート部出身の体育会系らしく、日本ワインはもちろん全てのジャンルを強化、さらにシェアアップを目指すと意気軒高だ。(清丸惠三郎)

 --ワイン市場は踊り場という見方もありますが数字は堅調です

 「ワイン市場は多様化してきており、国内製造ワイン、輸入ワイン、その中にはファイン(プレミアム)があり、最近では日本ワインも存在感を増してます。弊社の場合、『カッシェロ・デル・ディアブロ』を中心にした輸入ワインが11月までの累計で前年同期比106%、日本ワインも『シャトー・メルシャン』が同じく108%など順調に数字を伸ばし、一方で『おいしい(酸化防止剤)無添加』も好調。全体で見ても対前年比102%です。少し苦戦していたチリ産のデイリークラスも9月以降販売促進を強化したので、盛り返しつつあります」

 --そうしたなかで、どこに力点を置いているのですか

 「これはもう全部。お客さまがその全てのジャンルにおられますので。例えば、輸入ワインと日本ワインにお客さまがシフトし、国内製造ワインの市場が大きくシュリンクしてしまうというようなことが起きれば、その2つに集中すればいいわけですが、現実には国内製造ワインも『おいしい無添加』を代表に売れているわけですから。集中したほうがいいという意見もないわけではないですが、私自身はそうは思わない。ポートフォリオとしては国内製造ワイン、輸入デイリーをガッチリやりながら、中価格帯やファイン、日本ワインと全部やるのが、間違いない戦略だと考えています」

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