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【一生働く!】雇用で求められる“しゃべれるエンジニア” 技術のニーズを知り、提案する力 (1/2ページ)

★<働き方編>化学

 スペシャリスト人材のシニア雇用も変革期にある。今回は化学業界の現状をみてみよう。

 ■今こそ必要な技術

 「化学業界は新卒で入社し、定年まで勤め上げる意識が強く、転職など考えもしないというのが常識でした。しかし今、それは過去のものになりつつあります」と話すのは、リクルートキャリアのシニアコンサルタント・羽田野直美氏(47)。

 化学業界は、産業用のさまざまな素材を提供するメーカーなどだ。前回紹介した電機業界と密接な関係にある。電池や回路部材や有機EL素材、各種センサー、半導体部品、自動車用素材の開発などを行う。その社員は専門性が高いこともあり、新卒で就職した会社に一生骨を埋める覚悟の人たちが一般的だった。

 それが変わってきた一因として、IoT(モノのインターネット)の拡大が挙げられる。例えば材料の塗布(コーティング)技術を有するプロセスエンジニアの求人が増えている。均一精度でコーティングする技術は、新卒採用者がすぐにできる職務ではないため、印刷メーカーなど異業種の業界経験者でも、技術を磨いてきた実績あるエンジニアなら採用したいという企業が多いのだ。

 つまり、IoTなどの産業構造の大変革が“今こそ必要な技術”を、業界や年代を問わず求めているのである。当然その中には50代以上のシニアが大勢いる。

 ■求む「しゃべれるエンジニア」

 さらに、シニアに期待が高い理由を羽田野氏はこう説明する。

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