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【西村剛の勝負銘柄】大幅増益&黒字化の「ワタミ」 不採算店舗閉鎖し業態転換に成功、業績が再成長の局面 (1/2ページ)

 米国の税制改革法案が先週、議会で可決され、大幅な法人減税が行われるとの期待感から、NYダウが最高値を更新しました。日本株市場もこの流れを受け、買い優勢で推移し、日経平均は2万2900円台まで上昇する場面がありました。

 年末にかけての株式市場は、機関投資家が休暇に入ることで、売買代金が低調に推移する傾向が見られます。これにより、売買の主体が個人投資家に移行する可能性が高いでしょう。

 こうした局面では、個人投資家の資金が流入しやすい中小型株に注目する戦略が有効です。

 そこで、私が注目したのは『ワタミ』(7522)です。同社は、居酒屋を全国に展開しているほか、高齢者向けの宅食サービスを手掛けています。同社を「業績が再成長の局面に突入している」銘柄として注目したいと考えます。

 同社は、2014年3月期に7割近い営業減益を記録して以降、企業イメージが悪化したことや不採算の店舗が増加しました。このため、売上高、利益ともに右肩下がりの状態でした。

 しかし、18年3月期の通期業績予想は、売上高960億円(前年比マイナス4・3%)、営業利益5億円(同+173・6%)、当期純利益1億円(前年は18億3300万円の損失)と大幅な増益と黒字化を見込んでいます。

 これは、「和民」「わたみん家」など不採算の店舗を閉鎖し、新しく「鳥メロ」や「ミライザカ」などの鶏料理を中心とした業態への転換に成功したことが要因です。前年比で全体の店舗数は12店舗減少したものの、採算改善や新業態店舗が好調に推移し、大幅な増益を達成しています。

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