記事詳細

急転直下「チケキャン」閉鎖、何が問題だったのか カギは「ジャニーズ」「宝塚」 (1/3ページ)

 ミクシィが終了を決めたチケット転売仲介サイト「チケットキャンプ」。会員登録数が300万人を突破し、流通額を伸ばしてきたサービスが、警察の強制捜査からわずか20日、急転直下の幕切れとなった。一体何が問題となり、どんな判断があったのか。ミクシィが公表した調査報告書からたどる。

 フンザは2013年4月、チケットキャンプのサービスを開始。その一部として、アーティストやコンサートの情報を掲載したサイト「ライブフリーク」も運営していた。そこで得たノウハウを活用し、順次オープンしていったサイトが「ジャニーズ通信」「宝塚歌劇倶楽部」「EXILE通信」だ。

 主な目的はSEO(検索エンジン最適化)対策。「ジャニーズ」や「宝塚」など、検索されやすい用語に関連するチケットや情報を表示することで、チケットキャンプ全体の検索結果を上位にすることを目指した。15年にはサイトと連動したスマートフォン向けアプリもリリースしている。これらのサイトの運営は、15年3月にミクシィに買収された後も続いた。

 “落とし穴”になったのはこうしたサイトだ。「ジャニーズ」「宝塚歌劇」は商標登録されており、知的財産として保護の対象。商用サイトなどでの無断利用は商標権の侵害となる可能性があり、客寄せなどに使えばフリーライド(ただ乗り)として不正競争防止法に抵触するおそれがある。

 ●「ジャニーズ」「宝塚」 誤解を招く可能性「否定できない」

 「ジャニーズ通信」「宝塚歌劇倶楽部」の場合、それぞれの商標がページの最上部中央に配置されていた。フンザは、「ジャニーズ」「宝塚歌劇」を名前に含む情報サイトがほかに多く存在していたため、商標の使用に「特段支障はないと考えた」という。

ITmedia ビジネスオンライン
zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース