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【最強!!バフェット流投資術】高い給与…「人間」という資産に大きな設備投資 注目すべき『キーエンス』の人事システム (1/2ページ)

 キーエンス(6861)は日本を代表するファブレス(工場を所有しない)メーカーであり、FAセンサーなど検出・計測制御機器を展開している。最近では、3Dプリンターや顕微鏡の分野にも拡大している。

 前回紹介した日本光電は、製品の中枢部分であるプリント基板を内製化したり、Cell生産方式を取り入れることによって競争力を高める戦略を採用した。

 キーエンスは逆に、ファブレス・メーカーとして製造工程を切り離し、ドラッカーが企業の最重要課題であると指摘する「マーケティング(顧客のニーズを見つけ出す)」と「イノベーション(製品やサービスを改善・グレードアップする)」に専念することによって、競争力を確立している。

 どちらも正しい選択である。正しいやり方は一つではない。要は、自社にあった最善のやり方を選び、そこにエネルギーと資源を集中することである。どのような会社でも資源は限られているから、「得意分野」を見極め、他社を寄せ付けないようにすることが大事なのだ。

 注目すべきは、同社の人事システムである。平均給与が1322万円(2013年、平均年齢は30代中盤)と給与水準が高い企業として有名だが、年齢に関係なく、実力さえあれば(実績を上げれば)、役職と高い給与が与えられる人事制度が同社の「マーケティング」と「イノベーション」を支えている。

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