記事詳細

【住まいの処方銭】高齢の親のために…実家のあふれたモノを整理する 禁句は「捨てる?」「これいらないね」 (1/2ページ)

★実家の片付け(1)

 お正月。親のいる実家に帰り、モノであふれた状態に困った方がいるかもしれない。高齢の親がこれらを片付けるのは大変だ。

 モノコミュ研究所(兵庫県西宮市)の整理収納アドバイザー1級の金城貞美さんは「親とお茶を飲みながら、モノにまつわる話を聞くことから始めたい」とアドバイスする。モノには、その人だけが持つ物語がある。

 「親には『思い出が詰まった大切なものを残したい』という気持ちがある。子供の側はこれを理解したい」(金城さん)。話をすることで、親が納得し、モノを手放す例は少なくない。40代前半の金城さん自身も、すでに自分が残したいモノを選び、子供にどう使ってほしいかを伝えているそうだ。

 だが、実家のあふれる荷物を前にすると、つい「捨てる?」「これはいらないね」と言ってしまいがち。けれどもこれらは禁句だ。親がかたくなになり、片付けが進まない。「整理収納は本来、暮らしを楽しくするためのもの。『元気でいてほしいからきれいにしよう』と伝えたい」(同)とも。整理すれば、つまずかない安全な空間になることも伝えたい。

 金城さんによると、整理収納の手順は4つ。まず、必要か不要かを「分ける」。次に「減らす」→「分類する」→「収める」の順。「分ける」ときは、思い出や保管したい理由、使う頻度などを尋ねる。「『全部使っている』といわれたら、『一番使うのはどれ』『年1回使うのはどれ』と聞きたい」(同)。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース