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【新・兜町INSIDE】「サプライズ決算」続出 「感触取材」に応じる企業も激減に

 上場企業の2017年10~12月期決算発表が始まる。上場企業の情報管理が一段と厳しくなった結果、発表値が市場の事前予想と大きくかけ離れた「サプライズ決算」が続出し、株価の変動幅が大きくなりそうだ。

 決算発表のピークは2回あり、今月31日に349社、2月9日に460社の業績が判明する。月末や週末といった特定日への集中は是正されず、銘柄を吟味する投資家の不満は続きそうだ。

 証券アナリストの間では、決算発表を控えた企業の冷たい対応が話題だ。公平な情報開示を企業に義務付ける「フェア・ディスクローズ(FD)ルール」の今春適用を前に、決算の大ざっぱな方向性を事前に聞き出す「感触取材」に応じる企業が急速に減っているためである。

 9月中間決算でも、株価は発表前の無風状態と、発表後の大幅変動が顕著だった。インサイダー情報でも入手しない限り、決算発表前に勝負を仕掛けるのは危険だとする見方が浸透しつつあり、今月25日ごろまでは市場全体で見送りムードが強まりそうだ。

 【2018年1月15日発行紙面から】

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