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【銀行「破綻」時代】弱る経営と劣化する人材の再生策 急務は「支店長人材」の強化、マニュアル至上主義者はいらない (1/2ページ)

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 銀行員が「捨てられる」時代となるなか、立て直し策を提案したい。

 その一つが「短期業務出向」だ。新卒向けのインターン制度を応用して、近未来に出向させようと経営が考える行員を、通常数カ月の短期で企業や自治体などに出向させる。

 受け入れてもよいという先があれば試さないのはもったいない。受けが良ければそのまま、2年をめどに長期出向にしてもよいし、思い切って転籍させてもよい。

 銀行の経営陣にとって、残すべき人材、そして行員として残りたい人を選別するうえで、以下の点を挙げたい。

 第1が「柔軟性」だ。マニュアル至上主義者はもう要らない。

 第2に人間的「魅力」。他人を引き付ける人はリーダー以外にも役割がある。

 第3に「対話力」。能弁だったり口が上手だったりしなくても、他人に命令するだけでなく、話ができる人は貴重だ。

 そして最後は「戦略マインド」だ。指示待ちの人間を置いておく余裕は銀行にはもうない。

 それにしても、筆者が銀行の現場と接していて急務だと感じるのは、「支店長人材」の強化だ。

 銀行でも信用金庫でも、支店長とは名ばかりの単なるセールスマン(しかも腕が悪い)であふれている。顧客ニーズには目もくれず、ひたすら手数料の稼げる投資信託や生命保険を売る。

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