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【新・兜町INSIDE】円高局面でも株高、ゴールドマン・サックス証券のリポートが話題

 株価急落直前に当たる1月31日付でゴールドマン・サックス証券が発行した投資家向けリポートが話題になっている。「為替が再びスポットライトへ」とのタイトルで、円高傾向にあっても「中期的な日本株への強気スタンスを維持する」との内容だ。

 同社の分析では、円の対ドルレートが10円変動するごとに日本企業の経常利益の伸び率は5・5ポイント変動する。「100円までの円高水準にとどまれば、2018年度も日本企業は利益を伸ばす」ことができるとの予想で、円高による過度な悲観論を否定するものでもある。

 ゴールドマンのような外資系大手証券が円高を意識するリポートを出した背景には、主要顧客である国内外の機関投資家の円高への警戒感があるとみられる。

 このリポートでは、世界的な経済成長の恩恵を受けながらも「為替の逆風が限定的な企業」に加え、「円安・円高恩恵バスケット」も紹介している。円高恩恵組では、NTTドコモやニトリホールディングスなどの銘柄がリストアップされている。

 【2018年2月9日発行紙面から】

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