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【介護離職に備えよ】親の悩みに耳傾けて コミュニケーション不足による齟齬、介護離職の原因にも (1/2ページ)

 先日、筆者のオフィスに一人暮らしの高齢の親世代から相談があった。「オヤノコト」と言いつつも、最近は親世代からの相談も増えているのだ。

 70代の母親からの相談だったが、その人は都心の公営住宅で一人暮らし。子供が独立した後は、ぜいたくもすることなく静かに暮らしてきたという。

 生活に困ることはなかったが、最近、少しずつだが健康の不安が募ってきた。40代の息子さんに相談したのだが、忙しくてなかなか真剣に取り合ってもらえない。そこで、このまま一人暮らしを続けて、もし介護が必要な状態になったらどうしようか? 早めに施設に住み替えた方がよいのではないか? そもそも自分が入れる施設はあるのか? などと悩み抜いたあげく、息子さんには内緒で筆者のオフィスを訪ねてきたのだ。

 オフィスの相談員は約2時間にわたり、暮らしのこと・不安を感じていること・経済的なことなど、じっくりお話を伺った。そのうえでまず相談員が感じたことは、相談者には親身になって相談に乗ってくれる人が必要だということだった。

 相談者に友人はいるが、自分の暮らしのことまで相談するのはなかなか難しい。普通は家族を頼ることになるが、息子さんに頼ることは相談者も躊躇しており、コミュニケーションを取りづらいという。

 とはいえ、「まずは息子さんに相談すべきだ」とアドバイスしたうえで、入居者に寄り添い、親身になって対応してくれる実績のある有料老人ホームを紹介した。

 その有料老人ホームは、自立の人も暮らせる居室がある自立・介護の混合型ホームだ。費用も相談者の経済条件に合致していたので、「このまま不安を抱きながら日々暮らすよりは、健康で元気な今のうちに早めに入居して、安心して悠々と暮らされた方がよい」とアドバイス。入居する方向で話がまとまった。

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