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【オトナの社会科見学】鬼平、勝海舟ゆかりの地で輝く魅力 「刀剣博物館」

 昨年まで東京都渋谷区にあった「刀剣博物館」が今年1月、墨田区に移転オープンした。かつて円形ドームで知られた両国公会堂のあった場所だ。旧安田庭園内に槇文彦氏が設計した現代美術館のようなおしゃれな建物。ガラス張りのカフェからは、池に小島の浮かぶ庭園や和風の門が見える。

 博物館を運営する(公財)日本美術刀剣保存協会の設立者、本間順治氏らは、終戦後日本刀を武器として没収廃棄しようとした進駐軍に、その美術面を強調して思いとどまらせたという。

 1階には地元と同博物館や日本刀の縁を示す展示コーナーがある。同区本所は小説「鬼平犯科帳」でおなじみの長谷川平蔵や勝海舟を輩出したことで知られ、海舟の父、小吉の生まれ育った地。その著『夢酔独言』一部が解説付きで展示されており、彼が日々の遊興費を稼ぐため道具市などで日本刀の売買を行っていたと知り驚いた。

 3階の展示室では3月25日まで「現代刀職展-今に伝わるいにしえの技」を開催中。(矢吹博志)

 ■「刀剣博物館」(東京都墨田区横網1の12の9、(電)03・6284・1000)9時30分~17時(入館は16時30分まで) 大人1000円、高校・大学・専門学校生500円、中学生以下無料 休館日は月曜日(祝日の場合は翌日)・展示替期間・年末年始

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