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【新・兜町INSIDE】年度末にGPIF資金が流入? 高ROE銘柄が急反発か

 前週は米国発の株価暴落が東京市場をはじめ世界中に波及した。そこで、運用成績が絶好調の公的年金が安値拾いに動くかに注目が集まっている。

 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は昨年10~12月期に6兆円超の運用黒字を確保した。国内外の株式投資による収益が4分の3を占め、運用資産は総額162兆円に膨らんだ。

 気になるのは年金マネーの行方。雇用改善でGPIFに入ってくる月々の掛け金収入が計画を超過している一方、受給開始年齢の上昇で支出は減り、トータルではGPIFの手持ち現金は増えていると推定される。

 このため、年度末の3月にかけてGPIFは余剰キャッシュを株式に振り向ける可能性がある。月初からの株価下落で保有資産に占める国内株の割合は約25%と、ほぼ計画並みの水準にあるが、GPIFの内規では、国内株式の割合を最大34%まで高めることができる。3月末にかけて年金マネーの好む連続増益かつ高ROE(株主資本利益率)銘柄が急反発するかもしれない。

 【2018年2月14日発行紙面から】

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