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【定年後 難民にならない生き方】離れて暮らす親の救急搬送に備えを 親の自宅に救急車を呼ぶ際のポイント (1/2ページ)

 高齢者の救急搬送は年々増加している。総務省によると2016年に救急搬送された人数は過去最多の562万1218人。その半数以上を65歳以上が占める。

 親が高齢になれば、いつ救急搬送が必要になっても不思議ではない。だが、同居ならまだしも、別居の場合はどう備えればいいのか。

 「(夫が)朝から寝込んでいる。左半身が痺(しび)れているみたい」

 離れて暮らす私の義母からそんな電話がかかってきたのは、つい先日のことだ。義理の両親はいずれも昨年6月にアルツハイマー型認知症と診断され、訪問看護やホームヘルパーなどの介護サービスに助けられながら、ふたりで暮らしてきた。幸い、訪問診療も利用していたため、往診医に判断を仰ぐことができた。

 医師の指示は「緊急性が高いので今すぐ救急車を手配してください」というものだった。また、「119番にかけた後、親の住所を伝えれば、管轄の消防本部に転送してもらえる」「携帯番号を伝えて、救急隊が着いたら、折り返し電話をもらえるよう頼むといい」ともアドバイスされた。

 遠方から駆けつけ、救急車を呼ぶより、搬送先で合流するほうが時間のロスが少なくてすむというのだ。

 助言に従い、さっそく119番通報した。転送は難なくクリア。だが、携帯電話への連絡は「お約束できません」とクギを刺された。実際には連絡をもらえたが、例外的な対応だったのか否かの疑問は残った。

 そこで、東京消防庁に「離れて暮らす親の自宅に救急車を呼ぶ際のポイント」を改めて聞いてみた。

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