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【新・兜町INSIDE】日銀周辺で噂…黒田総裁の途中降板 副総裁へバトンタッチ

 日銀の黒田東彦総裁が4月に任期満了を迎えた後も続投する方向で最終調整が進んでいるもようだ。ただ、黒田氏の任期途中での退任と、日銀生え抜きの副総裁へのバトンタッチが早くもささやかれている。

 黒田氏は円高脱却や株価浮揚に成功し、構造改革が難航する政府をフォローして余りある実績を挙げた。次の5年の任期にはデフレ脱却の総仕上げやマイナス金利政策の後始末などの大仕事が待ち受けている。

 日銀周辺で噂される黒田氏の中途降板説。早ければ年内にも予想される政府の「デフレ脱却宣言」を花道に総裁の座を降り、マイナス金利解消など金融政策の正常化は別の人物に託すというものだ。黒田氏が2回目の任期満了を迎える時は78歳と高齢なことも、禅譲観測に説得力を与える。

 一方、副総裁候補の1人に雨宮正佳理事が浮上している。若手の頃から未来の日銀総裁候補と称された超エリートである。財務省OBの黒田氏の後が日銀出身の雨宮氏なら、人事バランス上も丸く収まることになる。

 【2018年2月16日発行紙面から】

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