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【サラリーマンサバイバル術】バイト中のケガの治療代は自分で支払うように言われました これはアルバイトだからでしょうか (1/2ページ)

 【Q】 引越のアルバイトで家具を運んでいるときに階段を踏み外して、家具は破損し、自分の足の骨にもヒビが入ってしまいました。会社から家具の弁償は求められませんでしたが、ケガの治療代は労災ではなく自分で支払うように言われました。これはアルバイトだからでしょうか? (20代・男性)

 【A】 労災保険は、雇用形態に関わらず、すべての労働者に適用されます。1人でも労働者を雇用する事業所は強制加入が原則です(=例外は、農水産業の事業のうち5人未満の個人経営の事業など)。保険料は事業主の全額負担です。

 ここでいう労働者とは「職業の種類を問わず、事業場に使用される者で賃金を支払われる者」です(労基法第9条)。従って、派遣労働者やパート、学生アルバイトも労働者となります。

 建築関係など、個人事業主や中小企業主も一定の要件を満たせば、労災保険に特別加入することができます。

 労災の認定は、「業務遂行性」および「業務起因性」があったかどうかで判断されます。

 業務遂行性とは、労働者が労働契約にもとづいて事業主の支配下(指揮命令下)にある状態をいいます。

 業務起因性は、負傷や疾病、死亡と業務の間に因果関係があったか否かで判断されます。

 荷物の落下や機械などによるケガ、長時間労働によるメンタル不調、上司・同僚からの暴力も、因果関係があれば補償の対象になります。

 業務中であっても、私的なケンカの場合には業務起因性があるとは認められません。あくまでも業務に起因することがポイントとなります。

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