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【ネットデジタルここに注目!】世界でも特殊な日本のマンガ文化…電子コミック市場が描く、新たなビジネスモデルと課題 (1/2ページ)

 日本のマンガ文化は、世界的に見ても特殊だと感じさせるのが、全電子書籍の市場に占めるコミックの割合である。日本の電子書籍のうち8割は「電子コミック」なのだ。書籍本全体に占める電子書籍の割合は、米国は2-3割で安定してきたとされるが、日本は現状1割台で、今後も市場を牽引(けんいん)するのは電子コミックと考えられる。

 この電子コミック市場で注目されるのは、アマゾンのKindle(キンドル)のような電子書籍ではなく、テレビCMなどもされているスマホで読む「無料マンガ」である。

 紙のマンガ本は出版社が発行し、それを出版取次という問屋を通して全国の書店やコンビニなどに届ける流通ルートが決まっている。それに対して、無料マンガのビジネスモデルやプレーヤーはさまざまだ。

 まず、電子コミック専門の配信サービス(最大手とされる「Comico」など)▽ポータルやコミュニケーション系サービスがメニューとして提供(「LINEマンガ」など)▽週刊マンガ誌を持つ大手出版社が人気マンガによる会員獲得と新人獲得を狙ったもの(「少年ジャンプ+」など)▽イラスト投稿サイトが運営するもの(「pixivコミック」など)▽Twitterなど既存のコミュニケーションツールでの配信(複数の出版社)-と大きく分けて5つのスタイルがある。

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