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【新・兜町INSIDE】AIは投資情報も自動化、いずれは“選別”も?

 株式市況や企業決算などの投資情報記事の人工知能(AI)による作成が実用化しつつある。株価や利益など数字が柱になる分野のため、機械化が容易だという。

 決算情報の速報では、上場企業が東証の情報開示システム(TDネット)で公表したデータから売上高や利益などを拾い出すシステムがすでに稼働している。機関投資家などプロ向けの通信社ニュースには、この仕組みが不可欠だという。決算発表の集中する午後3時に大量の情報を誤りなく速報できるのは、機械化の恩恵だ。

 AIは市況記事も自動化する方向で進んでいる。三菱UFJ国際投信は東大大学院との産学連携プロジェクトで、大量の文字データから市況コメントを自動生成するシステムを研究中。21日には報道陣を前に、デモンストレーションを披露するという。「米国株高で3日続伸」「増配好感して急反発」といった記事はAI処理が当たり前の時代になりそうだが、一方で情報量が爆発的に増え、投資家が取捨選択に苦労するのは必至。投資情報を選別するAIも出てくるのかもしれない。

 【2018年2月19日発行紙面から】

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