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【新・兜町INSIDE】3月は決算対策売りか、株価下がれば絶好の買い場に

 今年3月は金融機関や事業法人による決算対策売りが予想される。一時的に株価が下がれば、格好の買い場到来か。

 近年は株価や企業業績が上向き、決算対策売りは鳴りを潜めていた。しかし、バブル崩壊後から2000年代初頭にかけて、リストラによる損失などを埋める目的で、決算期末の3月になると売り物が増えるのが年中行事だった。

 今年は米国債価格の大幅下落が金融機関などの株売りを誘発しそうだ。資金運用が活発な生損保に加え、マイナス金利で経営難が続く一部地銀も米国債に投資している。しかし、年初から米債価格の値下がりが続いているほか、円高進行もあって、含み損は膨らむ一方とみられる。賃金上昇によるインフレが懸念される米国では連続利上げが見込まれ、金融緩和期に発行された低利回り国債は値下がりする公算が大きい。

 このため、買値を上回っている日本株を売却して米債投資による損失を相殺する流れが予想される。この種の売りは3月末までに終わるので、株安局面は拾い場になるかもしれない。

 【2018年2月26日発行紙面から】

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