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【定年起業への挑戦 実践編】起業プランの源流は定年後の就活体験から 「ITが苦手な人多い」 (1/2ページ)

 定年起業に挑戦中の読者、海老名要一さん(64)の起業プラン「NPO向けICTを活用した広報セミナーの開催」は、「かながわシニア起業家ビジネスグランプリ2018」に見事入賞した。

 このプランはNPO法人を対象にしたものだ。各地ですばらしい活動を行いながらも、ITがうまく使えず、効果的な広報ができていないというNPOが少なくない。そんなNPOスタッフに向けて、無料のウェブサイトセミナーと、参加型セミナーを開催し、ITを生かした広報教育を提供するビジネスだ。このプランを思いついたきっかけを海老名さんは次のように語る。

 「今回立てた起業プランは、自分の再就職活動の経験に源流があります。私は5年前、『シニア中小企業サポート人材プログラム』を受講しました。その受講仲間がワードやエクセルなどの基本的なパソコン操作に詳しくなく、むしろITは苦手だという人が多いことに気がついたのです」

 「シニア中小企業サポート人材プログラム」は、大企業で長く勤務して一定の年齢に達した人が中小企業にスムーズに転職できるようサポートするプログラムで、「東京しごと財団」が提供している。受講期間は約3カ月で、受講者は年齢や境遇も近いため、仲良くなって交流を続けることが多いという。

 「その時、こういうプログラムに参加しないシニア世代のために、就活を支援するウェブサイトがあればいいなと試作しました。ただ、どうやってプロモーションするかなどで悩み、完成には至りませんでした」

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