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【新・兜町INSIDE】トヨタ1ドル=100円前提か 来期の想定レートは超円高に

 前週末は1ドル=104円台まで円高が進んだ。2018年度の経営計画をまとめる重要な時期だけに、円高圧力を反映して来期は慎重な業績予想を提示する企業が多くなりそうだ。

 例えばトヨタ自動車やホンダなど大手自動車メーカー。輸出企業に好都合な円安進行を期待した楽観シナリオを描くことはない。足元の為替相場より5円ほど円高に想定為替レートを設定し、保守的な見通しを公表する傾向が指摘されている。

 1ドル=105円が4月まで続けば、2018年度の売上高や利益の予想は1ドル=100円を前提にした数字を投資家に提示してくる公算が大きい。今後、円高が進めば、企業の想定レートも一段と円高に設定されることになる。

 自動車大手に限らず、4月下旬から5月にかけて発表される18年度の業績予想では、久々に想定為替レートが1ドル=95~100円の超円高が前提となりそうだ。

 今後は「円高耐性の強い銘柄」「円高メリットのある輸入銘柄」の先回り買いに妙味か。

 【2018年3月26日発行紙面から】

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