記事詳細

【榊淳司 マンション業界の秘密】階数ヒエラルキー、エレベーター待ちのイライラも…なぜ「タワマン」が売れるのか (1/2ページ)

 タワーマンション(タワマン)がよく売れている。首都圏なら横浜や千葉エリアの好立地型物件。大阪でも都心に立地する物件は販売が好調だ。

 不動産経済研究所の発表によると、全国で2018年以降に完成が予定されているタワマンは249棟。延べにして約10万8000万戸。首都圏で1年間に供給される新築マンションが、ここ数年は4万戸弱。それを考えると、今後はタワマンの市場に占める比率が、ますます高まっていくと予測できる。

 しかし、なぜそれほどまでに増えていくのだろうか。

 単純に考えれば、多くの供給があっても需要が付いてきているからだ。つまりは買ってくれる人がいるということ。

 政令都市未満の地方でも、JRの駅前で開発し、周辺市場相場よりも3割高くらいで販売するケースが多い。それでも、だいたいはスムーズに売れている。

 買っているのは地元の開業医や企業オーナー、地主さん等。いわゆる地元の名士たち。

 彼らは、地元のランドマークになっているタワマンを所有することで、自らのステータスを確認しているのだろう。だから、自分で住むケースは少ない。東京へ出かけるときに使ったり、家族に住まわせたりしている。

 ただ、東京の都心エリアではタワマンブームが一段落している印象がある。数年前までは好立地なエリアでの供給が多かったので、市場がにぎやかだった。しかし、この2年ほどは話題になるほどの物件が出てきていない。価格も上昇して年収1000万円程度のサラリーマンでは買いにくくなった。

zakzakの最新情報を受け取ろう

関連ニュース