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【経済快説】日大が怠った謝罪会見3原則 「いち早く」「包み隠さず」「期待の上を行く反省」 (1/2ページ)

 日大アメフト部の反則タックル問題が収束しない。内田正人前監督は、監督辞任を会見で発表したが、世間が同氏に対して処罰を求める感情は、高まりこそすれ、収まっていない。先週には、大塚吉兵衛学長が謝罪会見を開いたが、肝心の監督の指示内容に触れなかったこともあり、効果はなかった。

 他方、反則タックルを行った選手は、個人で記者会見を開いて、顔を出して全面的に謝罪した。彼に対する世間の反応は、当初は、あれでは「就職にも差し支えるだろう」といった批判と呪いの交じった悪印象だったが、あの謝罪会見を境に、「潔い」「悪いのは監督、コーチだ」「かわいそうだ」「彼を守るべきだ」と世間の評価が一変した。

 筆者もそう感じた一人なので、世間の移り気を批判しないが、こちらの会見は大変効果的だった。学生本人なのか、親御さんなのか、弁護士か、誰が考えたのかは分からないが見事な判断だ。

 両者を比較すると、謝罪会見で大事な原則が幾つか浮かび上がる。

 まず、大きな罪の場合、謝罪はそれが遅れると、相手や世間の処罰感情が時間経過と共に成長する。

 そもそも試合直後に相手の選手や監督に内田監督と選手が直接的に非をわびていたら、ここまで問題は大きくならなかっただろう。当事者が納得するような謝罪を早い時点でできていれば、ネット動画の影響で世間の話題になっても、より小さく収束できただろう。

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