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【経済快説】依存症ビジネス型コンサルに要注意 小出しの解決策、問題を次々設定… (1/2ページ)

 就職活動シーズンの真っ最中だが、近年、学力の高い学生には、商社やマスコミなどと並んでコンサルティング会社が人気の業界だ。コンサルティングという商品のあり方と価格について、近年筆者が考えていることを述べてみたい。

 そもそも、コンサルティングという商品には大きな矛盾がある。それは、真に優れたコンサルティングを提供すると、コンサルタントが要らなくなるという事実だ。

 何かの問題を解決してほしくて仕事を頼むという意味では、顧客とコンサルタントの関係は、患者と医者の関係と同じだ。読者は、すぐに病気を治してくれて通院の必要が無くなる医者と、治療に日数と費用が掛かる医者のどちらを好むだろうか。よほど特殊理由がないかぎり、病気を早く治す医者がいい医者だろう。

 コンサルタントも、真に優れているのは、経営の問題を解決できるような考え方や能力を経営者に授けることができる人だ。いわば「良い教育者」なのだが、教育が成功して経営者が真に成長してしまうと、コンサルタントはビジネスを失うことになる。

 こうした仕組みなので、多くの場合、コンサルタントは解決策を小出しにしたり、次々と解決すべき問題を設定したり、顧客である経営者が継続的に自分に依存する状況を作ろうとする。あるいは、顧客企業が本来行うべき業務の一部を代行しながらコンサルタント料を取ろうとする。

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