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【株式フジ】市場に資金回帰も「もろさ」露呈、流動性ある銘柄で安全策を 注目は「村田製作所」「太陽誘電」 (1/2ページ)

 今週月曜日の東京市場、日経平均は492円安と急落しました。とくに後場に下げ足を早め「いったい何があったのか!?」と焦った個人投資家も多いでしょう。その後も、年初来安値を更新する銘柄の数は増え続け、相場環境は冷え切っています。当欄ではまず、その真相、「今週の特殊性」について理解をしておきたいと思います。

 米時間4日のNY株式市場は独立記念日で休場でした。その前日米時間3日も半日取引でした。つまり月曜日は通常取引でしたが、火曜日は半日取引、水曜日は休場だったのです。このスケジュールだと市場参加者が減ることは想像に難くありません。それは東京市場でも同じです。外国人投資家の売買(とくに「買い」)が減少しました。その中において、かねてから相場の不安材料とされている「中国市場」が軟調に推移し、いつも以上に「売り」が出てきました。買いもの薄の中で、多くの売りものがでてくると、株価指数は急落となります。

 実際2日(月)の東証1部の売買代金は、急落したにもかかわらず、通常と変わらないものでした。急落した際には下値の買いにヒットするため、売買代金は大きく膨らむ傾向にあります。そうではないとすると…かなり買いものが少なかったという理解になります。

 5日からNY市場は通常スケジュールに戻っています。「中国不安」はいまだ払拭できていないものの、東京市場には資金が回帰し始めると考えられます。ただ、株価が思いのほか「もろいこと」を確認してしまったため、投資家は慎重スタンスを取ることでしょう。加えて、下落がとくに目立った新興市場については、外国人投資家動向よりも国内個人投資家の動向に左右される側面が強いです。なかなか手放しで買えるという判断にはなりそうにありません。