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世界が知らない“最強トヨタ”の秘密 友山副社長に聞く生産性改革 (1/8ページ)

 トヨタはなぜ、大胆な改革が可能なのか-。トヨタGRカンパニーのプレジデントである友山茂樹副社長にインタビューした。

■不可能を可能にするという経験

 池田: トヨタは今、ニュルブルクリンクをはじめとするレースを活用して生産性改革を進めていますよね。今年のニュルブルクリンク24時間レースへ取材に行って、その概要は理解したつもりですが、もう少し詳しくお話を伺いたいです。それと、レースで得たノウハウをトヨタ本体にフィードバックするシステムがよく分かりません。何をどうやって一部の人が獲得したノウハウを全体に広げているのですか?

 友山: システムというのは特にないんですよね。結局は人です。レース現場で鍛えられた人材がそのまま市販車の開発に戻っていくので、レースで得た経験とか部品とかがそのまま市販車に生かされるのです。システムがいらないとは言いませんが、システムをいくら変えたって、人がその通り働いてくれなければ機能しません。結局、人が変わらなければ働き方改革はできないんです。

 レースという短いサイクルの中でパワートレーン、電気、シャシーのエンジニア、さらには評価ドライバーもそこに参加して、一緒になって開発します。従来はそれぞれが別々に開発を進めて、それを1台に組み上げてみてから不具合が発覚し、そこで調整を始めていたのですが、レースという極限の状況の中ではそんな縦割り組織では間に合わないのです。

ITmedia ビジネスオンライン

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