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【株式フジ】トルコリラ急落で手控え傾向「それでも強い」人材関連銘柄 (1/2ページ)

 今週の東京市場は「トルコリラ急落」に振り回される展開になっています。アメリカが金利引き上げ局面に入っていることで、もともと新興国からアメリカに資金が還流する流れがありました。トルコリラはこの春ごろから緩やかな下落を続けていたのです。しかし、ここにきてトルコが身柄を拘束している米国人牧師をめぐってアメリカとの政治的対立が高まっていること、トルコ政府が通貨安について効果的な措置を取れていないことからパニック的にトルコリラが急落したものです。

 新興国通貨の下落はトルコリラに限ったものではありません。8月に限っても、ロシアルーブルが1日で5%も下落したことがありました。「米議会がロシアに対する新しい経済制裁法案を準備している」と報じられたことが原因です。さらに、耳にタコができるほど聞かされている「米中貿易摩擦」に伴う人民元安も収束したわけではありません。米通商代表部(USTR)は、中国の知的財産侵害に対する制裁関税の第2弾を23日に発動すると発表しています。

 お気づきのように、すべて「アメリカ絡み」です。ただ、投資家がここですべきことはトランプ政権の姿勢に疑問を呈することではないと思います。目にしていることが「時代の変化」なのであれば、それにうまく乗っていかなければならないからです。新興国売りの逆に位置するのは、「先進国買い」という発想もできるのです。

 実際、この時点では先進国市場の中でも時価総額規模がトップに位置する米アップル株や米アマゾン・ドット・コム株に変調はありません。もしかするとこの先、さらに「新興国売り/先進国買い」が進むと示唆している可能性があると思います。

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