記事詳細

【株式フジ】投資家の意欲は低迷したまま…引き続き「強い動き継続」銘柄を (1/2ページ)

 ■「トレンドマイクロ」「セコム」小幅利益なら上出来

 台風21号が西日本に上陸・通過し、甚大な被害をもたらしたことは5日前場の東京株式市場でも日本株に対する懸念を強める格好になりました。パニック的に売られるような極端な動きではないものの、「買い手控え」として表れ、結果、小口の売りものに押される展開となりました。この中で、橋梁(きょうりょう)、道路などコンクリート構造物補修の最大手建設企業「ショーボンドホールディングス(1414)」の株価が強含んだのは、同社への需要の高まり、つまり台風被害が懸念されたことによるものです。

 他方、前日に「ユニクロ」の8月の国内既存店売上高が前年同月比8・8%増と好調だったファーストリテイリング株が大幅高となり、日経平均を引っ張り上げたことも見逃してはいけない要因です(同株は日経平均寄与度が高い銘柄です)。日経平均そのものの動きより安くなる個別銘柄が目立ちました。

 引き続き、東京市場に対する投資家の投資意欲は低迷したままです。日経平均の予想PER(株価収益率/株価÷1株当たり予想純利益)は13倍強であり、この5月、6月、7月に2万3000円台を試したときよりも低い水準にあります。これはもちろん上場企業の予想純利益が上方修正されたことによるものであり、この観点からは「割安感」があります。しかし…それでも投資意欲が高まらないのです。わかりやすい「キッカケ」や、投資家がしびれを切らすようになる「時間の経過」が要るという判断になります。目立って下落している局面ではないので、投資意欲の好転時には、意外高になる可能性はあると考えています。

関連ニュース