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【バフェットの次を行く投資術】衰退産業は他業界の新規参入も少ない (1/2ページ)

 システムディ(3804)が取引する業界は、大学、小中学校、スポーツクラブ、地方公共団体などで、一般的な評価で「成長性がある」とされることはない。しかし、マイケル・ポーターが述べるように「衰退産業だと思われている業界には、他の業界(他社)からの新規参入も少ない」というのも事実だ。

 要するに、世間が「成長性がある」と注目している業界は新規参入(競合)も多く、バフェットが述べるように「業界全体が成長しても投資先が生き残るかどうかはわからない」のである。バフェットは「黎明期には一時期のIT企業のように雨後のタケノコのように存在していた米国の自動車会社が、現在はたった3社に集約されている」事実をその証拠に挙げている。

 スポーツクラブは別にして、学校や官公庁はこれまで「非効率性」を象徴する存在であった。例えば、「教室で教科書を使って先生が肉声で内容を生徒に教える」スタイルというのは、江戸時代の寺子屋(あるいは18世紀の欧州の大学)から何ら変わっていない。予備校などでは衛星通信による授業が存在感を増してきているが、学校もインターネット端末で授業を行えば教師の人件費は大幅に節約できる。

 小・中・高校あたりまでは生活指導も必要だろうが、大学生はもう大人であり、ネット授業で十分だろう。実際、そのようなネット大学が世界的に急速に普及している。ネット授業であれば、リアルな場合ピンからキリまで存在する講師の中で、トップクラスの授業を受けることができ、はずれに当たるという不幸も起こらない。

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