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【経済快説】スーツに「リュック」「スニーカー」はあり? 多様化するビジネスパーソンの服装 (1/2ページ)

 ビジネスパーソンの服装に関しては2つの原則がある。第1原則は自分が会う相手の感情に合わせることで、第2原則は自分にとって快適な服装であることだ。加えて、時代や相手の年代が大事だ。

 ビジネスパーソンの服装は多様化した。過去は、スーツにネクタイ、もちろん革靴、片手に鞄というスタイルが一般的だったが、ノーネクタイのビジネスパーソンが増えたし、鞄の代わりにデイパック(リュックサック)、さらに足元はスニーカーという人もいる。

 理由は複数あるが、いわゆる「クールビズ」の影響が大きかった。

 クールビズ普及の当初、筆者は、ネクタイ無しのスーツ姿の霞が関の官僚たちを見て、「研修を名目に温泉に来た暇なオヤジ」のようだと思った。ネクタイ無しが何とも間抜けに見えたのだ。

 しかし、昨年くらいから、ネクタイ無しのスーツあるいはジャケット姿に対して違和感を覚えなくなった。夏がひどく暑かったことへの共感がある。襟がだらしなくならないようにボタンダウンのシャツを着るなど、着る側の習熟も進んだ。

 夏にネクタイで襟元を締めるか、さらにジャケットを着るかで、それぞれで体感温度は2度くらいずつ違う。夏の暑さが厳しいと、お互いに暑苦しく見えるよりも、楽に見える方が好ましい。

 ただし、ビジネスとして会う場合は、相手がどのような格好であるかということを考えた上で、相手に対して何らかの配慮をしたと伝わる服装を考えるのがやはり正しい。

 職業が個性を商品にしている芸人でもない限り、「俺はこのスタイルです」と自分流を頑固に貫くのは、ビジネスパーソンとしてはただのバカだ。

 現在、いくらか微妙なのはビジネスパーソンのデイパックとスニーカーか。

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