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【バフェットの次を行く投資術】「時間的な流れ」をつかみ「長期投資」 予測不能な市場 (1/2ページ)

 前回「相転移」について述べたが、自然界で氷が水、水が水蒸気になる温度を確かめるのとは違って、「自らの意志を持つ人間」が自由に出入りする組織=市場の「転移温度」(転換点=臨界)を見つけるのは至難の業である。

 例えば「地震予知」である。巷でも「関東大震災から○○年だから東京が危ない」という話は私が学生のころからよく流れていたがいまだに当たらない。

 逆に、全くマークされていなかった地域で阪神淡路大震災や東日本大震災のような甚大な損害を伴う地震が起きた。

 第一線の「立派な」科学者を動員しても地震予知が外れまくりなのは、地震国イタリアをはじめとする多くの国々でも同様である。現在の最先端技術では、軽々とミリ単位で地殻のずれを計測できるのにも関わらずである。

 問題は、現在の科学の基礎をなしている「相対性理論」と「量子論」のどちらも「時間」が存在しなくても成立してしまうことである。簡単に言えば、現在の科学は、ある場面の写真を一枚とってそれについて研究しているのであり、その前後に起こったことは関係ない。ところが現実の世界は、その写真が何枚も積み重なった「動画」なのである。

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